山中漆器の工房から~ 山中塗の椀 欅などの天然木 漆塗~ は、現在準備中です。

2015/04/21 09:53

皆様こんにちは。

『山中漆器の工房から』のいつもご覧いただきありがとうございます。

今回このサイトにおいても店長の私が、山中漆器の魅力を紹介していきますので、

宜しくお願い致します。


まず漆器といえば・・・?漆器って何・・・?

私たち産地のものにとっては漆器そのものをご存じないひとたちがいることを残念に思います。

ならば、漆器というものは何があるというと、お椀や盆なら知っているはいらっしゃいます。

山中漆器では丸い形のものを伝統技法の轆轤(ロクロ)技術によって木を削り、

それに漆を塗ったものというのが山中漆器の一番の定義であります。

それに代表されるものとして、味噌汁を飲む器であるお椀(汁椀)が代表的な商品です。

一般の食卓にある食器のなかで、せめても味噌汁を飲むものだけでもお椀を使ってほしい、

それが一番の我々漆器製造メーカーの思いです。

木のお椀を両手で囲むように持ってみると、木でしか感じられないぬくもりがあり、

お椀を持っても熱くない(ずっと持っていれば熱いですが・・・)のは、

木は熱を反映させる力を和らげているので、すぐにはお椀は熱くなりません。

お椀は熱くなくても、中の味噌汁は「♪あったかいんだから~♪」 

是非サイト内のお椀などを実際にお試しいただきたいと思っております。


天然木の欅(ケヤキ)に漆を刷り込んだお椀です。
木目の美しさを生かし、漆を塗ることにより木の変形や水漏れなどを防ぐ役割をしています。
天然の木にとって漆はなくてはならないものです。